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バス運転士さんの仕事に密着!乗務&インタビュー
前回の話
バス運転士さんの仕事に密着!出勤~車両点検
路線バスの乗務開始
同行させてもらうのは、観光客の方がよく利用する「さるぼぼバス」。飛騨の里やまつりの森といった観光スポットを通る路線バスです。
13:55、バスのエンジンをかけて、営業所からバスセンターへ向かいます。バスセンターが混雑しないよう、出発時刻の約5分前に出庫します。
13:59、高山濃飛バスセンターに到着。観光客らしき人が次々と乗車してきます。外国人の方も多いです。
14:00、お客様が全員着席したのを確認し、いよいよ出発です。
停留所にお客様がいない場合は、指差し確認をして通り過ぎます。奥洞運転士は、プライベートで運転している時も、バス停を見るとつい指差し確認をしてしまうのだとか。普段から、かなり安全運転を心がけるようになったそうです。
車内前方の電子掲示板には、次に止まるバス停付近の観光スポットと、降車ボタンの説明が多言語で表示されています。外国人のお客様も、目的地でスムーズに降りていくのが印象的でした。
14:44、さるぼぼバスのルートを回り終えて、終点のバスセンターにて最後のお客様を降ろします。出発時と同様に、バスセンターが混雑しないよう速やかに営業所へ戻ります。
「運転お疲れ様でした。お客様の約半数は外国人の方でしたね。」
「おかげさまで、外国人観光客の方にもよくご利用いただいています。言葉が通じない時のために、指差し会話帳を運転席において、何とか対応しています。」
外国人観光客の増加に合わせて、社内で英会話講座を開催したりと、会社全体でインバウンドの受け入れに力を入れているそうです。
車内に忘れ物や異常がないかをチェックし、自分の荷物を持って事務所へ向かいます。
路線バスの運行が問題なく終わったことを管理者に報告し、次に運転する高速バスの準備に移ります。
高速バス 車両点検
先ほどの路線バスより一回り大きく、ピカピカで綺麗な高速バスの所にやってきました。この車両は今年入ったばかりの新車なんだとか。
「これが奥洞さんのバスなんですか?」
「私の担当車両は別のバスです。どのバスでも運転のしやすさは変わりませんが、他の人が担当しているバスや、新しい車両を運転する時は少し緊張しますね。」
路線バスの時と同じく、チェック項目に沿って細かく車両点検を行います。新車だからといって油断はできません。
余談ですが…奥洞さんが高速バスの車両点検を行っている間、同僚の運転士さんたちから
「撮影だからって、何カッコつけてんだよー!」
「マジメな顔してるから笑っちゃうよ!」
との声が飛び交っていました。明るい社内の雰囲気が伝わってきて、なんだか安心してしまいました。
奥洞運転士 インタビュー
車両点検を終えた奥洞さんに、お話をうかがいました。
いつ、どういったきっかけでバス運転士になろうと思ったのですか?
私は6年前に転職して濃飛バスへ入りました。昔から車が好きでバスに乗ってみたいという気持ちがあったのと、知人から濃飛バスを勧められたのが大きなきっかけでしたね。以前は土木の仕事をしていたため大型車の運転経験はあって、入社にあたり大型2種の免許を取得しました。
転職してくる人は多いのでしょうか?
多いですね。大型免許がなくても育成プログラムがありますし、入社しやすいと思います。飛騨地区では大きな会社なので、周囲からの理解も得やすいですよ。私も転職を家族に相談した時に、「濃飛バスなら安心できる!」と応援してもらえました。
色々な道を走るそうですが、運転士さんによって得意な路線ってあるのでしょうか?
私は、どの路線でもあまり変わらないです。観光客の方が多い高速バスでも、地元の方が多い路線バスでも、とにかく安全に気をつけて運転しています。唯一、ちょっとだけ困るのが高速バス「高山~金沢線」ですかね。お客様のほとんどが外国人の方なんです(苦笑)。言語の壁はやはり大きいです。
飛騨ならではの苦労はありますか?
雪国なので、冬の運転はやはり気を使います。バスは構造がしっかりしているためスリップの心配はほぼ無いのですが、渋滞やもらい事故の可能性もありますしね。
勤務時間が不規則で大変そうなイメージがありますが…
確かに時間はバラバラだったりしますが、基本は5勤2休となります。約1ヶ月毎にシフトを組んでいて、急な休みにもきちんと対応してくれますよ。
働いていて楽しいこと、やりがいを感じる瞬間ってありますか?
私の場合は、楽しさよりも人の命を預かる責任の重大さを感じることの方が多いです。交通事故はもちろん、車内の事故も防がなくてはなりません。足腰が弱いお客様が乗っているのに急ブレーキをかけたりすると、転倒して怪我をする可能性がありますから。
そうやって安心安全に気を配りながら運転して、無事目的地までたどり着いた時や、お客様から「ありがとう」と声をかけてもらった時には、とてもやりがいを感じます。
バス運転士を目指している方も多いと思うので、最後にメッセージをお願いします!
責任が大きく大変な面はありますが、会社からのサポートも手厚く、やりがいのある仕事です。私は、濃飛バスに転職して本当に良かったと感じています。
力強いお言葉ありがとうございます。これかも身体に気をつけて頑張ってください!
濃飛バスでは、事業拡大に伴ってバス運転士を募集しています。未経験者や女性でも安心の運転士育成制度あり!興味のある方は、公式サイトの採用情報ページをご覧ください
濃飛乗合自動車株式会社
岐阜県高山市花里町6丁目65番地
tel. 0577-32-0045(本社)
公式サイト 採用情報ページ http://www.nouhibus.co.jp/recruit/index.html
ブログ http://nouhibus.hida-ch.com/
濃飛バスの皆様、ありがとうございました