ひだっち
バス運転士さんの仕事に密着!乗務&インタビュー
前回の話
バス運転士さんの仕事に密着!出勤~車両点検
路線バスの乗務開始
同行させてもらうのは、観光客の方がよく利用する「さるぼぼバス」。飛騨の里やまつりの森といった観光スポットを通る路線バスです。
13:55、バスのエンジンをかけて、営業所からバスセンターへ向かいます。バスセンターが混雑しないよう、出発時刻の約5分前に出庫します。
13:59、高山濃飛バスセンターに到着。観光客らしき人が次々と乗車してきます。外国人の方も多いです。
14:00、お客様が全員着席したのを確認し、いよいよ出発です。
停留所にお客様がいない場合は、指差し確認をして通り過ぎます。奥洞運転士は、プライベートで運転している時も、バス停を見るとつい指差し確認をしてしまうのだとか。普段から、かなり安全運転を心がけるようになったそうです。
車内前方の電子掲示板には、次に止まるバス停付近の観光スポットと、降車ボタンの説明が多言語で表示されています。外国人のお客様も、目的地でスムーズに降りていくのが印象的でした。
14:44、さるぼぼバスのルートを回り終えて、終点のバスセンターにて最後のお客様を降ろします。出発時と同様に、バスセンターが混雑しないよう速やかに営業所へ戻ります。


外国人観光客の増加に合わせて、社内で英会話講座を開催したりと、会社全体でインバウンドの受け入れに力を入れているそうです。
車内に忘れ物や異常がないかをチェックし、自分の荷物を持って事務所へ向かいます。
路線バスの運行が問題なく終わったことを管理者に報告し、次に運転する高速バスの準備に移ります。
高速バス 車両点検
先ほどの路線バスより一回り大きく、ピカピカで綺麗な高速バスの所にやってきました。この車両は今年入ったばかりの新車なんだとか。


路線バスの時と同じく、チェック項目に沿って細かく車両点検を行います。新車だからといって油断はできません。
余談ですが…奥洞さんが高速バスの車両点検を行っている間、同僚の運転士さんたちから
「撮影だからって、何カッコつけてんだよー!」
「マジメな顔してるから笑っちゃうよ!」
との声が飛び交っていました。明るい社内の雰囲気が伝わってきて、なんだか安心してしまいました。

奥洞運転士 インタビュー
車両点検を終えた奥洞さんに、お話をうかがいました。

私は6年前に転職して濃飛バスへ入りました。昔から車が好きでバスに乗ってみたいという気持ちがあったのと、知人から濃飛バスを勧められたのが大きなきっかけでしたね。以前は土木の仕事をしていたため大型車の運転経験はあって、入社にあたり大型2種の免許を取得しました。

多いですね。大型免許がなくても育成プログラムがありますし、入社しやすいと思います。飛騨地区では大きな会社なので、周囲からの理解も得やすいですよ。私も転職を家族に相談した時に、「濃飛バスなら安心できる!」と応援してもらえました。

私は、どの路線でもあまり変わらないです。観光客の方が多い高速バスでも、地元の方が多い路線バスでも、とにかく安全に気をつけて運転しています。唯一、ちょっとだけ困るのが高速バス「高山~金沢線」ですかね。お客様のほとんどが外国人の方なんです(苦笑)。言語の壁はやはり大きいです。

雪国なので、冬の運転はやはり気を使います。バスは構造がしっかりしているためスリップの心配はほぼ無いのですが、渋滞やもらい事故の可能性もありますしね。

確かに時間はバラバラだったりしますが、基本は5勤2休となります。約1ヶ月毎にシフトを組んでいて、急な休みにもきちんと対応してくれますよ。

私の場合は、楽しさよりも人の命を預かる責任の重大さを感じることの方が多いです。交通事故はもちろん、車内の事故も防がなくてはなりません。足腰が弱いお客様が乗っているのに急ブレーキをかけたりすると、転倒して怪我をする可能性がありますから。
そうやって安心安全に気を配りながら運転して、無事目的地までたどり着いた時や、お客様から「ありがとう」と声をかけてもらった時には、とてもやりがいを感じます。

責任が大きく大変な面はありますが、会社からのサポートも手厚く、やりがいのある仕事です。私は、濃飛バスに転職して本当に良かったと感じています。


濃飛バスでは、事業拡大に伴ってバス運転士を募集しています。未経験者や女性でも安心の運転士育成制度あり!興味のある方は、公式サイトの採用情報ページをご覧ください

濃飛乗合自動車株式会社
岐阜県高山市花里町6丁目65番地
tel. 0577-32-0045(本社)
公式サイト 採用情報ページ http://www.nouhibus.co.jp/recruit/index.html
ブログ http://nouhibus.hida-ch.com/


タグ :濃飛バス
バス運転士さんの仕事に密着!出勤~車両点検
普段からよく目にしていて身近に感じる職業でも、実際にはどんな仕事をしているのだろう?って疑問に思うこと、たくさんありますよね。今回は地域住民や観光客の足を担うバス運転手さんのお仕事を取材してきました!


お邪魔したのは、高山市昭和町にある濃飛バス高山営業所。2014年11月に新しく建て直したばかりで、とっても綺麗です。1・2階が事務所や休憩室、3~5階が従業員用の立体駐車場になっています。
濃飛バスは、観光バスはもちろん、飛騨地区の路線バスや、各地と飛騨を結ぶ高速バスの運行もしてみえる、飛騨高山の交通事情を語るには欠かせないバス会社さんです。

バスがたくさん停まっている奥、建物の1階が出入口となっています。早速中へ入ってみます。

入ってすぐの場所が事務所となっており、大勢の人が働いていました。高山営業所にはバス運転士が約100名所属しています。女性運転士も元気に活躍されています。

壁には、路線毎3日分のシフト表が掲示されていました。高山市民におなじみの地域バス「のらマイカー」「まちなみバス」をはじめ、乗合バス、高速バス、観光バスなどたくさんの路線が並んでいます。
基本的に、入社してすぐの運転士は飛騨地区内を走る路線バスを担当し、数年後に高速バス、そして貸切バス、というように担当する業務が変わっていくそうです。
路線バス担当でも、一人の運転士が同じ路線を走り続けることはまず無いそうで、どの路線でも対応できるように、ローテーションでシフトを組んでいるのだとか。毎日運転していたら飽きないのかな?と疑問だったのですが、その日によって異なる道を走っているのですね!
13:20、取材に対応してくれる奥洞(おくぼら)運転士が出勤してみえました。
「よろしくお願いします。今日は午後からの出勤なんですね。」
「初めまして。今日は14:00発の路線バスを運転した後、夕方から京都・大阪行きの高速バスに乗る予定です。到着が22時頃になるので、今夜は大阪で泊まりになります。」
奥洞さんは、6年前に土木業から転職して濃飛バスへ入社した運転士さんです。現在は、乗務の7割が高速バス、残り3割が路線バスだとか。

出勤したら一番始めに、運転免許証の有効期限確認とアルコールチェックを行います。

専用機械で呼気中のアルコール濃度が測定され、画面上に結果が表示されます。もちろんアルコールが検出されれば運転はできません。

時計にズレが無いかを調べ、通行止め等の連絡事項や1日のスケジュールを確認します。管理者は、運転士が安全に運転できる状態かどうかをきちんと判断します。

管理者から運転士へ、その日に担当する路線のカードと、個人名の入ったメモリーカードが渡されます。
「このメモリーカードは何ですか?」
「バスには、運行時の時間・速度・距離等を記録するタコグラフという機器が設置されているんです。そこにメモリーカードを入れて、運行状況の記録を取ります。」
画像は出せませんが、実際の分析結果表を見せてもらいました。速度オーバーしていないか、急発進・急ブレーキなど危険な運転をしていないか、など細かい項目に分けて評価されています。
「まるで成績表のようですね…プレッシャーを感じたりしませんか?」
「安全が第一の仕事ですから。分析結果を見ると、自分の運転を見直すきっかけにもなりますよ。」

事務所を出て、乗務するバスの車両点検を行います。高速バス・貸切バスについては、運転士それぞれに担当車両があるそうです。

運転席のまわりには、一般車両にはない機器がたくさん設置されています。

これが噂のタコグラフ。メモリーカードが入っていない状態で走ると警告音が鳴ります。


タイヤに異常は無いか、エンジンオイルの量は適切か、ランプはきちんと点灯するか…などを細かく確認していきます。

チェックシートには確認項目がずらり。
「毎日こんなにチェックするんですか?大変ですね。」
「きちんと確認した方が、自分も安心して運転できるんです。お客様の命を預かる仕事なので、適当なことはできません。」

再度事務所へ行って、チェックシートに管理者の印鑑をもらいます。これで車両点検は終わり。いよいよ乗務開始です!
続き
バス運転士さんの仕事に密着!乗務&インタビュー

新しくなった濃飛バス高山営業所
お邪魔したのは、高山市昭和町にある濃飛バス高山営業所。2014年11月に新しく建て直したばかりで、とっても綺麗です。1・2階が事務所や休憩室、3~5階が従業員用の立体駐車場になっています。
濃飛バスは、観光バスはもちろん、飛騨地区の路線バスや、各地と飛騨を結ぶ高速バスの運行もしてみえる、飛騨高山の交通事情を語るには欠かせないバス会社さんです。
バスがたくさん停まっている奥、建物の1階が出入口となっています。早速中へ入ってみます。
入ってすぐの場所が事務所となっており、大勢の人が働いていました。高山営業所にはバス運転士が約100名所属しています。女性運転士も元気に活躍されています。
壁には、路線毎3日分のシフト表が掲示されていました。高山市民におなじみの地域バス「のらマイカー」「まちなみバス」をはじめ、乗合バス、高速バス、観光バスなどたくさんの路線が並んでいます。
基本的に、入社してすぐの運転士は飛騨地区内を走る路線バスを担当し、数年後に高速バス、そして貸切バス、というように担当する業務が変わっていくそうです。
路線バス担当でも、一人の運転士が同じ路線を走り続けることはまず無いそうで、どの路線でも対応できるように、ローテーションでシフトを組んでいるのだとか。毎日運転していたら飽きないのかな?と疑問だったのですが、その日によって異なる道を走っているのですね!
バス運転士さん出勤
13:20、取材に対応してくれる奥洞(おくぼら)運転士が出勤してみえました。


奥洞さんは、6年前に土木業から転職して濃飛バスへ入社した運転士さんです。現在は、乗務の7割が高速バス、残り3割が路線バスだとか。
出勤したら一番始めに、運転免許証の有効期限確認とアルコールチェックを行います。
専用機械で呼気中のアルコール濃度が測定され、画面上に結果が表示されます。もちろんアルコールが検出されれば運転はできません。
時計にズレが無いかを調べ、通行止め等の連絡事項や1日のスケジュールを確認します。管理者は、運転士が安全に運転できる状態かどうかをきちんと判断します。
管理者から運転士へ、その日に担当する路線のカードと、個人名の入ったメモリーカードが渡されます。


画像は出せませんが、実際の分析結果表を見せてもらいました。速度オーバーしていないか、急発進・急ブレーキなど危険な運転をしていないか、など細かい項目に分けて評価されています。


路線バス 車両の点検
事務所を出て、乗務するバスの車両点検を行います。高速バス・貸切バスについては、運転士それぞれに担当車両があるそうです。
運転席のまわりには、一般車両にはない機器がたくさん設置されています。
これが噂のタコグラフ。メモリーカードが入っていない状態で走ると警告音が鳴ります。
タイヤに異常は無いか、エンジンオイルの量は適切か、ランプはきちんと点灯するか…などを細かく確認していきます。
チェックシートには確認項目がずらり。


再度事務所へ行って、チェックシートに管理者の印鑑をもらいます。これで車両点検は終わり。いよいよ乗務開始です!
続き
バス運転士さんの仕事に密着!乗務&インタビュー
タグ :濃飛バス
観光人力車「ごくらく舎」さんの案内で、古い町並を優雅に巡る!
飛騨高山の観光を盛り上げようと頑張っている企業やお店を、ひだっちが突撃取材!今回は、古い町並を人力車で優雅に駆け、観光客をもてなしている「ごくらく舎(や)」さんへ。実際に案内を受けながら話を聞いてきました。
人力車に乗って古い町並巡り
古い町並を散策していると、人力車の行き交う光景が目に飛び込んできます。観光客を乗せ、快活に話しながら歴史ある町並を案内する俥夫(しゃふ)たちの姿は、もはや高山の風景の一部と言っても過言ではないほどです。

乗車場所は、「上三之町と柳橋の交差点」「陣屋朝市前」「中橋東詰角」の三箇所。今回は、古い町並の中心地にある「上三之町と柳橋の交差点」から乗ってみることにしました。



ひだっちは、おすすめの15分コースを選択。俥夫さんに手を引いてもらって人力車に乗ります。
乗車・降車に使う踏み台は、普段はここにかけられています。また、座席部分はトランクのように開けられる仕組みになっていて、仕事に必要な備品が積まれていました。
人力車に乗ると、目の前には非日常的な世界が広がります。目線が高くなり、スターにでもなったような気分です。


スピードは徒歩よりも少し早い程度。急いでいても、かけ足くらいの速さにとどめるそうです。安全のため、周りをよく観察し、通行の邪魔にならないよう常に気を配っているのが印象的でした。

定番の観光スポットや、利用者の好みに合いそうな店舗の前では足を止めて観光案内をしてくれます。飛騨の地酒が美味しい理由、軒先にかけられた杉玉の意味、屋台蔵の歴史…地元の人でも知らないような情報をたくさん教えてもらいました。


高山市の基本的な観光情報はもちろん、新規オープンした店舗や話題になっているお土産など、常にアンテナをはって情報を仕入れるよう努力しているのだとか。
撮影スポットでは、車を止めて記念撮影をしてもらえます。小道具の和傘を手にして、古い町並を背景にパチリ。
素敵な写真が撮れました!
赤い中橋から宮川沿いを走る
折り返し地点の「赤い中橋」までやってきました。今度は俥夫さんと一緒に記念撮影!乗車場所の一つである「中橋東詰角」にて待機していた、他の俥夫さんが撮影してくれました。
ついでに、高山名物「五平餅」を購入。えごまたっぷりで香ばしく、美味しいんです。
あっという間に完食!
今度は、宮川沿いの道を進みます。水面がきらきら光り、とても綺麗です。

幌(ほろ)とは、人力車の屋根となるおおい。これがあるおかげで、雨や雪の日でもお客様を乗せられます。
「筏橋(いかだばし)」まで来れば残りはあとわずか。ここのイチョウは秋が深まると鮮やかに色づいて、絶好の撮影スポットになるそうです。


四季折々のベストスポットにて記念撮影してもらえるのも、人力車の魅力の一つ。情緒あふれる風景の中で人力車に乗っている写真は、きっと楽しい旅のひとコマとして記念に残るはずです。

あっという間の15分間が終わり、乗車した場所へ戻ってきました。



特別に、ひだっちが人力車を引いている風の写真も撮らせてもらいました。やっぱり重い!俥夫さんたちのすごさを、改めて思い知りました。
ごくらく舎元締 中村 勝臣さん インタビュー
古い町並から東へ上った場所に、ごくらく舎さんの事務所はあります。夜間に人力車をしまっておくスペースも併設されていました。

事務所に入ると、なんと、ひだっちマスコットが人力車を引いている飾りが置かれていました!
ごくらく舎の設立当初から関わっているという、元締の中村さんにお話を伺います。

飛騨高山は観光人力車発祥の地とされていて、昭和四十五年には人力車が登場していたようです。「ごくらく舎」の屋号で人力車を引き始めたのは平成に入ってから。初めは土日祝だけ町に出ていたのですが、おかげさまで好評を呼んで、悪天候時以外は年中無休で営業するようになりました。

お客様の要望と時間に合わせて、臨機応変に対応しています。ガイドのように3~4時間一緒に観光施設を回ることもあります。でも、一番人気はやはり古い町並を回る15分コースです。高山に着いたら、真っ先に人力車に乗ってみて欲しいですね。

高山観光の締めくくりとして乗った人や、何度も高山を訪れているけれど人力車は初めて、という方は、決まって「もっと早く乗っておけば良かった!」と言いますよ。飛騨を熟知している俥夫の案内で古い町並を回ると、自分たちで立ち寄りたいポイントがはっきりするはずです。

うちはノルマはないです。出勤・退勤もある程度自由に決められます。自分のやり方で働けるのは、この仕事の魅力の一つだと感じています。あとは、毎日新しいお客様と出会って、お話しできるのが楽しいですね。「乗って良かった、ありがとう!」と喜んでもらえると、本当に嬉しくなります。
倉庫の中も見学させてもらいました。安全に乗車してもらうために、日々の点検や手入れは欠かせません。

こちらは、婚礼やイベント時に使用する特別車。金色の幌がはられた美しい人力車です。高山ではしばしば、婚礼衣装に身を包んだ新郎新婦が、特別車に乗って街をまわる光景を目にすることができます。全国各地へ出張することもあるそうです。

ご予約や、ホテル・高山駅へのお迎えもOK!あなたも人力車に乗って、一味違った飛騨の町巡りを楽しんでみませんか?
観光人力車
「ごくらく舎」
岐阜県高山市若達町1-31
tel.0577-32-1430
公式サイト http://39hida.com/jinriki/
営業時間(豪雨・豪雪時は休業)
4月~10月 8:30~18:00
11月~3月 9:30~17:00
乗車料金
【2人乗り1台】
15分コース 4,000円
30分コース 7,000円
60分~ 14,000円
【3人乗り1台】
15分コース 6,000円
30分コース 10,000円
60分~ 20,000円
【送迎料】
1,000円


『ひだっちマガジン秋号2015』発行!WEBブック同時公開
飛騨の観光情報満載のフリーペーパー『ひだっちマガジン』2015秋号が発行されました!WEBブックも同時に公開されています。

http://hida-ebooks.com/hida_ch_magazine/2015aut/

1.「ActiBook」アプリをインストール(無料)
2.「ひだっちマガジン」で検索
メイン特集は10月7日(水)スタートの「クイズでおさんぽ」。
古い町並周辺を回る「観光コース」と、江名子川沿いを散策する「紅葉コース」の2つをご用意しました

どちらのコースに参加してもOKで、3問全てに正解すると「2016ひだっちカレンダー」をプレゼントします


それ以外にも、高山の町歩きに役立つ情報盛りだくさん!
・ウワサの現場へひだっちが行く
今回は「観光人力車ごくらく舎」へ!実際に人力車に乗って案内を受けながらお話を聞いてきました~。詳細は別の記事でまた紹介します

定番コーナーは…
・屋台大図鑑
・飛騨高山で味わうらーめん
・魅惑の飛騨牛
・テイクアウト
・飛騨そば
・和菓子&スイーツ
・高山の定番お土産セレクション
新しい施設や店舗の紹介もありますよ~。お見逃しなく


『ひだっちマガジン』設置場所
高速道路サービスエリア、道の駅、JR高山駅、高山市内一部店舗など
飛騨高山アンテナショップ「まるっとプラザ」さんへ取材に行ってきました!

飛騨高山を盛り上げたい!そんな気持ちを胸に頑張っている会社やグループを、ひだっちが突撃取材。今回は高山市の中心市街地で、周辺地域の特産品や観光の情報を発信している飛騨高山のアンテナショップ「まるっとプラザ」さんで話を聞いてきました!

まるっとプラザって??

高山の観光メインストリート、古い町並すぐそばの高山本町2丁目商店街に位置する「まるっとプラザ」は、平成22年に、まちなかの空き店舗活用と、支所地域の特産品販売や情報発信を行う目的で開設されました。

平成17年の市町村合併により、日本一広い市となった高山市。その時に合併した9つの周辺地域(上宝、丹生川、国府、朝日、高根、久々野、一之宮、清見、荘川)の魅力を高山市街地へ訪れる人に伝えようと、様々な取り組みを行っています。
まるっとプラザには、飛騨の特産品がいっぱい!

店頭には、旬の野菜や生花がずらり。POPと共に、イチオシの商品も並べられています。


店内に入ると、商品がい~っぱい置かれていました。ドレッシング、ジュース、レトルト食品、お菓子…普通の土産品店ではあまり見かけないものが、種類豊富に揃っています。

お漬物やお豆腐といった冷蔵商品も。冷凍庫ではアイスクリームが売られていましたよ~。


もちろん、食品だけではありません。木工製品や飛騨のさるぼぼといった工芸品、民芸品も取り扱っています。

そして、飛騨高山が舞台となったTVアニメ「氷菓」(2012年放送)の特設コーナー!設置されている交流ノートには、聖地巡礼するファンたちのメッセージがたくさん書き込まれていました。

パンフレットも充実しています。支所地域の観光情報を知りたい人は、店内奥にあるこのコーナーをチェックしてみてくださいね

まるっとプラザ店長 足立 亜紀子さん インタビュー
約2年前にまるっとプラザ店長に就任した足立さんから、お話を伺いました。商品の選別からイベント企画まで、幅広い業務をこなしているそうです。


各支所の商工会から生産者さんをご紹介いただいたり、売れそうな商品を自分で探したりしています。いずれの場合も、なるべく実際に現地へ行って、事業者さんと話をしてから決めるようにしています。

でも、やっぱり現地へ行かないと、商品の本当の魅力を伝えることはできません。生産者の方からきちんとお話を聞くと、こちらも商品への思い入れが出てきて、販売する時のお客様への紹介の仕方が変わってきます。

道の駅などでも、成功している所は近隣の人がよく利用しているんです。もっと地元の方が立ち寄るお店にしたくて、野菜や生花など生鮮品の取り扱いを増やしました。
観光客も、高山へ来たら必ず寄ってくださる方や、定期的に宅配便での注文をしてくれる方など、リピーターさんが少しずつ増えてきています。

商店街を歩いているお客様に足を止めてもらえるよう、週末には試食会や店頭販売を行っています。
また、食品展示会や物産展に出展したり、ブログなどで積極的に情報発信したりしています。飛騨高山にはこんなに素晴らしい商品があるんだよ!ということを、もっと多くの方へ伝えていきたいですね。
(有)橋場農園 葛谷 知子さん インタビュー

まるっとプラザへ商品を卸している、「(有)橋場農園」の葛谷さんにもお話を伺いました。丹生川にある橋場農園は平成12年に法人化した農園。主にトマトや椎茸を生産しており、トマトジュースやドライトマト、椎茸パウダーといった加工品の製造販売にも力を入れています。
また、各スタッフに農地を与えて管理させるなどして、若い人材の育成を考えながら経営を行っているそうです。


まるっとプラザさんでは、定期的に各支所に特化したイベントを開催していて、約2年前の丹生川フェアの時に声をかけていただきました。それをきっかけに、今では1年を通して商品を卸しています。

ほぼ毎日来ています。特に生鮮食品は、地元の方が届くのを待ってくださっていることもあって、なるべく午前中にお届けするようにしています。

スタッフさんが、私たちの思いや商品のことを理解した上で一生懸命売ってくれているので、生産者側も頑張らなくては!と励みになりますね。お客様の声や反応も教えてくれて、色々と勉強になります。
飛騨高山周辺地域の特産品いろいろ

上宝(奥飛騨温泉郷) 「うぐいすの湯」

丹生川 「ピコ」

国府 「きゃらぶき」

朝日 「よもぎカレー」

高根 「うま辛王」

久々野 「りんごジュース」

一之宮 「まゆ人形」

清見 「飛騨牛ビーフカレー」

荘川 「荘川蕎麦」

店内には、スタッフが実際に試食した感想が書かれたPOPや、前月の売れ筋ランキングが掲示されています。生産者の思いを込めて商品の魅力を伝えよう!という気持ちが伝わってきます。

レジ横には、お中元にぴったりの夏ギフトコーナーが設置されていました。電話かFAXでも注文を受け付けているそうです。飛騨高山の恵みを、大切な人に贈ってみてはいかがでしょうか

詳しくはこちら→2015夏の贈りものカタログ(PDF)

飛騨高山の市街地だけではなく、周辺地域の観光情報や魅力を知ることができる「まるっとプラザ」。ぜひ気軽にお立ち寄りください


飛騨高山アンテナショップ
「まるっとプラザ」
岐阜県高山市本町2-60
tel. 0577-77-9200
営業時間 10:00~18:30
公式サイト http://www.info-takayama.org/
ブログ http://maruttopuraza.hida-ch.com/


『ひだっちマガジン夏号2015』発行!WEBブック同時公開
飛騨高山のおでかけ情報誌『ひだっちマガジン』2015夏号が発行されました。
WEBブックも本日から公開しています。

http://hida-ebooks.com/hida_ch_magazine/2015sum/

1.「ActiBook」アプリをインストール(無料)
2.「ひだっちマガジン」で検索
今回のメイン特集は「バスで広がる飛騨・高山の感動旅」。
飛騨高山の魅力は古い町並だけではありません。夏はアクティブに!バスを使って、郊外まで足をのばしてみてはいかがでしょうか

【高山市内へ】
・飛騨の里
・パラグライダー飛行体験
・新穂高ロープウェイ
【高山市外へ】
・レールマウンテンバイク Gattan Go!!
・小坂の滝めぐり
【シャトルバスで】
・乗鞍、畳平
・天生の森
ひだっちおすすめの7つの旅を紹介しているので、ぜひ出かけてみてくださいね

メイン特集以外にも、おでかけに役立つ情報がいっぱいです!
・ウワサの現場へひだっちが行く
好評企画第2弾!今回は「飛騨高山アンテナショップ まるっとプラザ」さんで話を聞いてきました。詳しくは次回の記事で紹介します

定番コーナーは…
・飛騨高山ラーメン
・飛騨牛グルメ完全制覇ガイド
・こだわりの飛騨そば
・選りすぐりのスイーツを紹介
・おすすめ お土産セレクション
夏は夜祭りなどのイベントが盛りだくさんな飛騨高山。ぜひ遊びにきてください

『ひだっちマガジン』設置場所
高速道路サービスエリア、道の駅、JR高山駅、高山市内一部店舗など
吸盤付とマグネット入タイプが登場!ひだっちマスコットストラップ

ひだっちを、車のフロントガラスや冷蔵庫など、色々な所に飾ってにぎやかにしませんか?ひだっちマスコットのノーマルサイズに、吸盤付タイプとマグネット入タイプが新登場しました!
吸盤付は、通常のストラップと同じ価格です。もちろん、手足としっぽには針金入り。自由に動かしてポージングすることができます。

マグネット入は、ひだっちの頭、黒い頭巾の中に磁石が入っています。ストラップを外してマスコットだけ使うこともできますよ~。ただし、強力磁石ではないので、あまり分厚いメモ帳なんかは止められません。飾って楽しんでください


https://misoraplanning.com/product-category/goods/hida_ch/



住所:高山市上一之町53
TEL:0577-34-2558
営:10:00〜17:00


住所:高山市相生町19
TEL:0577-35-1030
営:10:00〜17:00
LINEスタンプ第3弾「飛騨のオトナひだっち」販売開始!
ひだっちのLINEスタンプ第3弾「飛騨のオトナひだっち」。実は1月末に申請していたんです。先ほどようやく承認されました!

今回は、和風で大人っぽく英語を話すひだっち
飛騨でご活躍されているイラストレーター西田みなこさんのデザインです。
【LINEスタンプストアURL】
http://line.me/S/sticker/1126614

第1弾、第2弾とはちょっと違うテイストのオシャレなひだっち。
ぜひぜひ使ってくださいね
第1弾「飛騨高山のひだっち」
http://line.me/S/sticker/1026042
第2弾「飛騨弁ひだっち」
http://line.me/S/sticker/1042981

今回は、和風で大人っぽく英語を話すひだっち

飛騨でご活躍されているイラストレーター西田みなこさんのデザインです。
【LINEスタンプストアURL】
http://line.me/S/sticker/1126614

第1弾、第2弾とはちょっと違うテイストのオシャレなひだっち。
ぜひぜひ使ってくださいね

第1弾「飛騨高山のひだっち」
http://line.me/S/sticker/1026042
第2弾「飛騨弁ひだっち」
http://line.me/S/sticker/1042981
飛騨の家具製造メーカー「株式会社シラカワ」さんへ行ってきました!

「飛騨高山」で見つけた注目のキーワードを探り、その地元でがんばる人や会社を、ひだっちが突撃取材!今回は木の国飛騨を代表する産業のひとつ「飛騨の家具」に注目しました。
日本国内には、家具の五大産地(旭川、静岡、府中、大川、飛騨)があります。
飛騨以外の土地では、タンスや鏡台といった「箱物」から家具づくりが始まったのに対して、飛騨高山は昔から、椅子などの「脚物」をつくっていました。
家具の中では難しい「脚物」を昔からつくっていたため、高い技術が今日まで受け継がれているのです。現在も飛騨高山は椅子の生産が主流で、ダイニングチェアは全国一の出荷量を誇っています。

今回は、家具づくりの現場、「株式会社シラカワ」(以降シラカワで表記)さんの高山市郊外にある本社工場へおじゃましましたよ~。
飛騨の家具製造メーカー
「株式会社シラカワ」
岐阜県高山市漆垣内町407-3
tel.0577-32-3066
http://www.shirakawa.co.jp/

ところで、「飛騨の家具」という名称が簡単には使えないことをご存知ですか?
地球環境や健康に配慮した原材料を用いていること、製品の木部加工が飛騨地域内で全て行われていること…などなど厳しい認証基準が定められていて(詳しくは飛騨木工連合会サイト 飛騨から世界へをご覧ください)、それを全てクリアした認定企業でなければ使用することができません。
2015年3月の時点で「飛騨の家具」ブランド認定企業は9社のみ。その9社のうち1社がシラカワさんなのです。

代表的な商品:【和魂】シリーズ
シラカワさんの商品一覧はこちらからご覧いただけます。
シラカワさんは、昭和46年(1971年)に製材業から家具製造業へ業種変換した、飛騨家具製造メーカーの中では比較的新しい会社。
創業時から「日本のモダン」を製品コンセプトに掲げて、【ロートレック】【ルーベンス】など、今も生産をつづけるロングセラー商品をはじめ、現在は【和魂】のように和のテイストを取り入れた商品など多様な製品をつくり続けています。
代表取締役副社長の白川智彦さんに、工場内を案内してもらいました。


まずは木材置き場。こことは別の場所に貯蔵倉庫があって、必要に応じて木材を工場に運びます。


北米には、日本の面積ほどのブナやナラなど広葉樹の植林地帯があり、伐採と植林の理想的なサイクルが保たれているのだとか。シラカワさんは創業当初から海外に目を向けて、北米から直接輸入するルートを開拓し、いち早く地球環境に配慮した家具製造を行ってきたそうです。


中にも木材がたくさん並べられていました。

製材した材を5日間ほど寝かせて水分量を均一化させた後、幅方向に接着して、無駄なくパーツをとっていきます。
材をざっくりと切るのは機械の仕事。大きな機械が工場内のあちこちに設置されていました。


「曲げ木」は、木を蒸気で蒸して曲げ、型に入れて乾燥させることで形状維持する技術。大きな材から曲線を削り出すのではなく、一枚の板を曲げるため材料に無駄がありません。
また、木の繊維が通っているので強度も優れており、曲げ木で作られた椅子の背もたれは、優雅な曲線で人の背中をやさしく包み込みます。


曲げ木行程が終了した椅子の背もたれ部分や各パーツを、今度は「治具(ジグ)」を使って繊細な加工を施していきます。
「治具」とは、加工や組み立ての際に、部品や工具の作業位置を誘導するための補助具。部材を成形する時に治具を使うことで、作業効率が上がり、設計通りの優雅で複雑な曲線も作り出すことができます。
機械でざっくりと切り出した材を、美しいフォルムに仕立てるのは人の手による作業。治具にセットしたパーツを、切削機に通して形づくっていきます。
シラカワさんでは、工夫をこらした治具を開発することで、高い品質を保った均一な仕上がりを実現させているそうです。
出来上がった部品を丁寧に組み立てていきます。
たくさんの工程を重ねることで、他では出せない絶妙な美しいラインを生み出していきます。

もちろん椅子だけでなく、テーブルやタンス、ボードなどの大型家具の製造も。
また、全商品購入から「10年間無償保証」で修理に対応。10年以降も有償で修理してくれるため、安心して家具を使い続けることができるんです。


細かい部分はやはり手作業。静かにミシンの音が響きます。
最近の主流は、メンテナンスがしやすい布地。ご家庭でも洗えるタイプが人気だそうです。
縫製室を出て事務所へ戻る途中に、完成した椅子がずらりと並んでいる場所が。




シラカワ製の家具は、高山の中心地に位置する「匠館」さんでご覧いただけます。
飛騨高山の観光・食事・お土産
「匠館」
岐阜県高山市下三之町1-22
tel.0577-36-2511
http://www.takumikan.com
そして、飛騨家具の歴史と現在を学びたい方はここがおすすめです!
飛騨・世界生活文化センター内
「ミュージアム飛騨」
岐阜県高山市千島町900-1
tel.0577-37-6111
http://www.hida-center.jp
家具づくりの現場を見学させてもらったことで、飛騨の家具の素晴らしさを改めて感じることができました。


『ひだっちマガジン春号2015』WEBブック公開しました
4月3日(金)に発行された『ひだっちマガジン春号』。
WEBブックも公開されています


http://hida-ebooks.com/hida_ch_magazine/2015spr/

1.「ActiBook」アプリをインストール(無料)
2.「ひだっち」で検索
飛騨の春はこれから!お花見にGWと、おでかけにぴったりの季節がやってきました。
今回の特集はこちら。

高山観光を存分に楽しむ方法をリストアップ。
モデルコースを回りながらクイズに答えて、ひだっちグッズをGETしよう!

地元でがんばる人や会社を、ひだっちが突撃取材する新企画。
今回は飛騨家具製造メーカー「株式会社シラカワ」さんです。
その他、グルメ情報やお土産情報満載!
『ひだっちマガジン』は、市内観光施設やお店、高山駅、道の駅、高速道路サービスエリアなどに設置しています。高山の町歩きに、ぜひご活用ください
